政宗公生誕450年の今年、政宗公ゆかりの建造物を一つずつ再建して行こうとの思いから、「政宗公ワールド」プロジェクトとして、今年4月4日から大手門の復元署名活動を行っております。
目標は20,000名 仙台市民の50分の1を目指すものでございます。
但し、この活動は単に署名だけを集めるものではなく、未来の仙台の街づくりは、将来を担う高校生等にも活動に参加して頂き、文化教育と共に、政宗公生誕500年に向けてのきっかけにして行きたいとの思いがございます。
その活動として、今年6月7日に、南校学園東北高等学校の文理コース1年~3年生 約300名に「伊達政宗公の歴史遺産 東北の観光を変えるのは君たちだ!」とのタイトルで、講義をさせて頂きました。政宗公が数ある武将の中でも凄く人気がある事、それは政宗公の仙台藩を仙台の街を守ろうとした選択と行動が評価されたもので、仙台城等の遺跡(建造物)だけではなく、遣欧使節や貞山堀、四ツ谷用水、食文化等誇れるものが、伊達政宗公が築いたものが、いっぱいある事をお伝え致しました。
そして、最後に政宗公生誕450年の今年に、今日こうして君たちと出会った事には、きっと意味があると・・。
講師をした私は50年後、政宗公生誕500年を生きて迎える事は出来ないでしょう。
但し君たちは50年後、政宗公生誕500年を迎えられる。
今日の出会いが、この学びがきっかけとなり、政宗公生誕500年に向けて、未来への時計が動き出したら、本当に嬉しい!との言葉で締めくくりました。
その思いが高校生の心に届き、
政宗公ゆかりの建造物を再建して行きたい!この想いを行政に届けて、未来の仙台の街づくりをして行こう!と立ち上がってくれました。
文理コース2年生が主体となって、我々のこの大手門復元署名活動に参加して頂けることになったんです。
全校生徒を巻き込んだ、高校生による高校生への署名活動は、NHKのニュースにも取り上げられ、この活動がもっともっと大きなものなっていく風景が見えた瞬間でありました。
また、その文理コースの2年生は、偶然にも政宗公生誕の9月5日に政宗公とゆかりのある愛媛県宇和島市に校外講習に行かれるそうで、宇和島市に行って、この大手門復元署名活動を行うことにもなりました。
伊達家の宇和島藩の末裔とも言える宇和島の方々が、仙台城大手門を復元して欲しいと署名して下さる事には、大きな意味と価値を感じております。
450年の時を経て、宇和島藩と仙台藩が一つになる活動としても、高校生の発想と行動には、尊敬の念を感じた次第です。
4月4日署名活動を開始した以降署名数については
4月 8日 153名
4月19日 307名
5月 3日 1,278名
5月28日 4,235名
6月14日 6,300名
7月 5日 7,909名
7月14日 1万名を達成致しまして! この数の増え方からも、仙台市民が願っている事を実感している次第でございます。
新たな仙台を450年の時を経て、またこれまでの大先輩が、この大手門復元に向けて活動をして来て下さった思いを受けて、私たちは未来を担う子供たちと一緒にこの活動を更に絆を強くして、大きくして行きたいと思っております。
これをお聞きの皆様、どうかご協力を、お力添えを宜しくお願いいたします。